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特集 痛みのマネジメントUp To Date
がんの痛みの治療④
骨転移による疼痛緩和のための緩和的放射線療法
阿武 和
1
Wataru ANNO
1
1がん研究会有明病院放射線治療科/放射線治療専門医,放射線科専門医
pp.267-271
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango31_267
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はじめに
骨転移は進行がん患者に高頻度に生じ,痛みにより日常生活動作(activities of daily living:ADL)の低下や生活の質(quality of life:QOL)を損なうことにつながるため,疼痛緩和は非常に重要となる.骨転移は多くのがん種で生じうるが,とくに乳がん,前立腺がん,肺がん,腎がん,多発性骨髄腫で多く認められる1).また,進行がん患者の60~84%はがん性の骨痛を経験しており,骨転移は脊椎(69%),骨盤(41%),大腿骨近位(25%),頭蓋骨(14%)に多く発生するという報告がある2).
すべての有痛性骨転移には症状に対する治療として緩和的放射線療法が検討される.本稿では放射線療法に直接かかわりのない看護師やこれから学ぼうとする初学者向けに,臨床現場で理解しておくべき「骨転移に対する緩和的放射線療法」の基礎と実際について概要を解説する.

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