特集 症状マネジメント ~症状のメカニズムを理解し,ケアに活かす!~
疼痛・麻痺(骨転移であらわれる症状) ~緩和期(放射線治療)~
定塚 佳子
1
Yoshiko JOZUKA
1
1金沢大学医薬保健学域 保健学系
pp.237-241
発行日 2025年5月1日
Published Date 2025/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango30_237
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事例紹介
Bさん,50代,女性,乳がん(ステージⅣ),ホルモン陽性乳がん.
12年前に乳がんと診断され,乳房温存術+術後乳房放射線治療を実施して,その後ホルモン療法実施,経過観察していた.
1ヵ月前から左足に痛みがあったが,歩けないことはなかったので,湿布などを使用して対応していた.朝から急に動きにくさがあり,荷重により強い痛みを伴うようになって受診した.CT検査にて腰椎2~3番,腸骨・左臼蓋の溶骨型骨転移と診断され,入院,放射線治療50 Gy/25回が開始となった.

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