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連載 外来診療で役立つ 漢方の使い方・考え方 第4回
引かない腫れに柴苓湯!
-「腫れを取る薬」だけではなく「治りを底上げする薬」
谷川 聖明
2,3
,
上田 真帆
1
1京都大学医学部附属病院 形成外科・漢方診療ユニット
2谷川醫院
3京都大学医学部附属病院
pp.1419-1423
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026110024
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はじめに:冷やしても引かない「腫れ」の正体
日常診療において,すりむき傷ややけど,打撲の処置後に,冷却や挙上,非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidal anti-inflammatory drugs:NSAIDs)を使っても「腫れが引かない」と訴える患者に出会うことはないだろうか.多くの小外傷は洗浄と被覆で治るが,なかには腫脹と発赤が遷延し,なかなか上皮化が得られず,上皮化したあとも赤みや硬さが長く残る例がある.
筆者は形成外科医として,術後の腫れを引かせる目的で

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