Japanese
English
特集 細胞の極性
細胞の極性と細胞骨格
Cell polarity and cytoskeleton
石川 春律
1
Harunori Ishikawa
1
1東京大学医学部解剖学教室
pp.179-188
発行日 1983年6月15日
Published Date 1983/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425904521
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- 1ページ目 Look Inside
細胞が方向に関係した形態や機能を示すとき,その細胞は極性を有するという。この定義にしたがえば,ほとんどすべての細胞が極性を有することになる。円柱状の上皮細胞などはこの極性がとくに顕著で,機能を反映して特徴的な細胞外形を示し,細胞内部でも核や各種オルガネラが一定の分布・配列をとる。それではこのような極性が形成され,維持されるメカニズムは何であろうか。
他方,細胞を内部から構造的に支えているいわゆる細胞骨格は,主として蛋白質性線維から構成されている。細胞骨格の役割として,それぞれの細胞に一定の外形を与え,内部でも核や各種オルガネラの分布や移動を規制していることが考えられる。したがって,概念的には細胞骨格の役割と細胞の極性とは大部分重なり合うことになる。

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