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特集 今知っておきたい認知症診療—専門医×プライマリ・ケア医で築くこれからの現場力
【All about Dementia】
マネジメント各論
❷ケアの技法:ユマニチュード
本田 美和子
1,2
1東京医療センター 総合内科
2東京医療センター 医療経営情報・高齢者ケア研究室
キーワード:
ユマニチュード
,
マルチモーダル・コミュニケーション
,
ケアのシークエンス
,
認知症
Keyword:
ユマニチュード
,
マルチモーダル・コミュニケーション
,
ケアのシークエンス
,
認知症
pp.753-754
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360070753
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
認知症の根本的治療法が存在しない現在、プライマリ・ケアに求められるのは、「認知症とともに暮らす」ご本人とその家族が、負担なく穏やかな生活ができるように支えるための具体的なサポートである。ケアをする人(これは医療・介護の専門家と家族介護者のいずれもが該当する)が、どんなに「相手の役に立ちたい」と思い、「優しくしたい」とケアを行っても、それを相手が受け取ってくれなければ、届けることはできない。ユマニチュードは、「あなたを大切に思っている」ことを相手が理解できる方法で届けるマルチモーダル・コミュニケーションケア技法である。
この技法は「ケアをする人はいかなる存在か」「人とは何か」という哲学と、具体的なケア技術の2つで構成される。ケアの哲学では、ケアをする人は、自分が今行っているケアが相手の健康の❶回復を目指す、❷現状を維持する、❸最期まで寄り添う、の3つのゴールのいずれを目指しているかを設定し、そのために必要な技術を選択すること、結果的に相手の力を奪ってしまうことになるケアは絶対に行わない、という「正しいレベルのケア」を徹底することが原則である。さらに、人間は、他者がその人を「あなたは人間である」と本人が理解できる方法で伝えることによって、「自分は人間である」と自己の尊厳を自覚することができる。そのための技術が、ユマニチュードの4つの柱と、ケアを1つのシークエンスで行うための5つのステップである。
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