Japanese
English
ベッドサイドの看護
植物状態に陥った患者の意識回復へのアプローチ—単純性ヘルペス脳炎患者の身体的ケアと意識回復の経過
上原 君江
1
1済生会船橋済生病院内科病棟
pp.280-286
発行日 1979年3月1日
Published Date 1979/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918628
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、280ページから286ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
いわゆる植物状態患者は,医学的には遷延性意識障害患者と呼ばれている.植物状態患者の定義は,厚生省植物状態患者の疫学的研究班によれば,次の6項目の条件①自動移動不能,②声を出しても意味のある発語は不可能,③目を開け,手を握れ,など簡単な命令にはかろうじて応ずることがあるが,それ以上の意思疎通が不可能,④眼球はうつろに開き物を認識できない,⑤自力接触不可能,⑥失禁状態,を満たした状態で3か月以上経過したものとされている.また,厚生省公衆衛生局難病対策課の推計では,現在全国で約2000-4000人の植物状態患者がいると推定している.原因は脳血管障害,交通事故などの頭部外傷,一酸化炭素中毒などが挙げられる.
当患者は,感冒様症状で発病した単純性ヘルペス脳炎で1年間近く植物状態が続いていた.担当医師らにより回復の見込みは困難とされ,家族もあきらめ,私たちの病棟にくるまで,それほど積極的に意識回復のアプローチがなされていなかった.

Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

