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特集 脳血管障害
退院後の維持的リハビリテーションと生活指導
Cerebrovascular Disease: Rehabilitation Service and Living Guidance as Maintaining Program for Hemiplegia in Community
福屋 靖子
1
Yasuko FUKUYA
1
1筑波大学心身障害学系
1Institute of Special Education, The University of Tsukuba.
pp.19-24
発行日 1990年1月15日
Published Date 1990/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102922
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- Abstract 文献概要
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Ⅰ.初めに
脳血管障害者のリハビリテーションにおいて,退院後も維持的サービスが必要なケースは少なくない.
維持的リハビリテーションという語の定義はまだ明確にはされておらず,曖昧に用いられているように思う.入院中に予測し設定された退院後の“リハビリテーション目標が,退院後に実現でき,心身の機能低下が起こらずに生活が維持できるために必要なリハビリテーション援助”を指してここでは“維持的リハビリテーション”の語を用いることにする.
しかしながら,在宅障害者の実態からみて文字どおり維持されていると思われる人も概略的に眺(なが)めた場合には皆無ではないが,多くの場合一定の所にとどまっておらず,改善するか低下するかのどちらかに分けられるように感じている.impairementレベルからみた評価だけは可能かとも思われるが,在宅生活においては心身の機能と生活能力とが相互に絡み合い,評価法においても分けることが困難な現状にある.というのは,impairementレベルの評価にはWHOの国際障害分類試案1)によるまでもなく,耐久力や睡眠や精神機能や心理的状態までが含まれてくるからである.
機能低下が起こらないように生活を組み立てて軌道に乗ると,結果的にみると筋力や耐久力がつき精神機能や心理的状態にも良い影響が出て改善がみられることが多い.
したがって,維持的リハビリテーションということばは実状においては,“心身の機能や生活の機能が低下しないように行なうリハビリテーションサービス”を意味していることと解釈して用いることにする.

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