Japanese
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病理検査こぼれ話
HE染色標本の大切さ
桑原 宏子
1
1香川医科大学第2病理
pp.189
発行日 1998年6月15日
Published Date 1998/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903494
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- Abstract 文献概要
最近の遺伝子技術の目覚ましい発達の陰で,形態を中心とする病理学は隅に追いやられた感がありますが,いまだに病気の確定診断に生検組織の病理診断が重要な地位を占めていることは言うまでもありません.最近は多くの抗体が市販され,また手軽にDNA合成ができるようになり,免疫組織化学,in situhybridizationおよびpolymerase chain reaction(PCR)などの遺伝子診断が盛んになってきています.これらの技術は今後ますます頻用され,さまざまな情報を私たちに提供してくれるでしょう.しかし,一方で陽性,陰性の判定が困難な場合,感度および手技の問題があり,それらの技術を過信しすぎると,誤診することがあります.さまざまな検索でも診断に迷ったならば,最終的にはヘマトキシリン・エオジン(hematoxylin-eosin;HE)染色(細胞診ならばパパニコロウ染色)に立ち戻るべきと考えています.そういう意味で,検体受付からHE標本作製までに携わる技師の役割は,正しい病理診断のために大変重要と思われます.
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