Japanese
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増刊号 尿検査法
II.各論
19.ホルモンおよび関連物質
7)胎盤機能関連
(1)絨毛性ゴナドトロピン
伊吹 令人
1
1群馬大学医学部産科婦人科学教室
pp.234-236
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901133
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はじめに
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(human chorionic gonadotropin;hCG)は胎盤から分泌される性腺刺激ホルモンである.hCGは分子量約38,000の糖蛋白で,αサブユニットとβサブユニットからなり,αサブユニットのアミノ酸配列は下垂体前葉から分泌されるLH,FSH,TSHのそれとよく類似している.それに対しβサブユニットのアミノ酸配列はFSH,TSHのそれとはかなり異なるが,LHのβサブユニットとはよく似ており,そのためhCGとLHとは生物学的にも免疫学的にも類似している.
1960年に免疫学的測定法が,1965年には放射免疫学的測定法が開発されて測定法は飛躍的に進歩したが,構造的にも免疫学的にもよく類似したヒトLHとの交差反応の問題が発生した.しかし,モノクローナル抗体やサンドイッチ法の開発によってこの問題はほぼクリアーされたが,hCG免疫活性物質(hCG like substance)の問題は残されており,低単位hCG測定の問題はまだ完全に解決されたとはいえない.本稿では,主として低単位hCGの測定について述べる.

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