Japanese
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感染症の検査法 Ⅱ 感染症各論
[3]呼吸器感染症
3 肺・実質
河野 茂
1
1長崎大学医学部第二内科
pp.619-623
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204995
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- 1ページ目 Look Inside
肺は酸素を体内に取り入れ,二酸化炭素を体外に排出するガス交換を主な機能とする器官であり,直径150〜250μmの肺胞が約2〜3億個集まり,いわゆるスポンジ様の形態を呈している.その中で,肺胞上皮細胞により囲まれた腔が肺実質と呼ばれている.その肺実質の感染症には,肺炎と肺化膿症が主な疾患として知られている.
肺炎では病理形態学的に肺胞内に好中球などの炎症細胞や液性浸出物の浸潤がみられる.胸部X線像では,それを反映して浸潤影がみられ,病変の広がりにより大葉性肺炎と気管支肺炎に分けられる.また,平常は健康に社会生活を送っている人に発症する在宅肺炎(community acquired pneumonia)と入院中の人に発症する院内発症肺炎(nosocomial pneumonia)に分類される.

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