感染症の検査法 Ⅱ 感染症各論
[4]肝・胆道感染症
品川 長夫
1
1名古屋市立大学医学部第1外科学教室
pp.624-627
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204996
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はじめに
CTや超音波断層検査法などの画像診断法の登場により,肝・胆道感染症の診断は飛躍的に向上した.さらに,超音波誘導下穿刺によるドレナージという新しい治療法や優れた抗生物質の登場により,その治療成績も著しく向上してきた.細菌性ショックがその病態である急性閉塞性化膿性胆管炎でさえも,早期にドレナージ処置が施行され,有効な抗生物質が投与されるため,その予後も著明に向上してきた.
ここでは,肝・胆道感染症の診断と治療について概説する.
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