Japanese
English
感染症の検査法 Ⅱ 感染症各論
[3]呼吸器感染症
1 上気道
重野 芳輝
1
1琉球大学医学部第一内科
pp.608-613
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204993
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上気道感染症の概要
上気道とは,口腔,咽頭,扁桃,喉頭および鼻腔(副鼻腔)から成る気管より上部の気腔をいい,呼吸に伴う種々の病原体の侵入口で,呼吸器系における最初の感染防御機構の場である.上気道感染症には,鼻炎,咽頭炎,喉頭炎,扁桃炎などが含まれ,日常診療でもっとも頻度の高い疾病として健康人でも年に数回の罹患をみる.種々の原因で起こるが,原因は異なってもその臨床症状は類似しており,一般にはかぜ症候群(急性の上気道を中心としたカタル性炎症の総称)と同義的に取り扱われる.

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