Japanese
English
今月の主題 免疫複合体
技術解説
クリオグロブリンの分析と検出
青木 紀生
1
1社会保険中京病院検査部
pp.27-33
発行日 1979年1月15日
Published Date 1979/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914990
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
血清(尿)を冷却すると白濁,白濁沈殿を示し,37℃に加温すると再溶解する病的蛋白がクリオグロブリンである.これは試料を冷蔵庫に保存した場合に偶然見つかることが多く,検査室でのみ検出される異常蛋白といっても過言ではない.この発見は基礎疾患の診断に直結するばかりでなく,混合型の場合には免疫複合体として膠原病や糸球体腎炎などの病因である血管炎の原因としても強い関心を集めている.
クリオグロブリンの検出は試料を冷蔵庫に放置することにより行われ,その検索は単離精製したクリオグロブリンについて実施される.検索法としては同定試験ならびに定量試験がなされるが,同定法としては免疫電気泳動法や二重免疫拡散法などの免疫化学的方法が用いられ,定量法としては屈折計法,Kjeldahl法,Biuret法,紫外部吸収法,単純放射状免疫拡散法などが用いられる.

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