Japanese
English
今月の主題 神経・筋〈生理検査〉
総説
脊髄誘発電位
中川 武夫
1
,
今井 克己
1
,
村上 正純
1
,
玉置 哲也
2
Takeo NAKAGAWA
1
,
Katsumi INAI
1
,
Masazumi MURAKAMI
1
,
Tetsuya TAMAKI
2
1千葉大学医学部整形外科
2富山医科薬科大学医学部整形外科
pp.1115-1119
発行日 1983年10月15日
Published Date 1983/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911992
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
人体における脊髄誘発電位測定は,1951年にMagladery1)らにより胸腰髄クモ膜下腔に電極を刺入し,後脛骨神経刺激により導出されたものを嚆矢とするが,脊髄の解剖学的特異性のため,また脊髄誘発電位が小さいこともあり,実用的な臨床検査としての普及は遅れていた.しかし最近,電気生理学的検査に適した平均加算装置が普及したこと,脊髄誘発電位導出手技の開発と改良がわが国において積極的に行われたこともあり,安定した脊髄誘発電位が確実かつ安全に導出可能となった.このため脊椎脊髄外科領域,神経内科領域において,その臨床的価値が高まりつつある.
ここでは,現在広く行われている脊髄誘発電位測定法について述べるとともに,筆者らが1971年以来すでに250例に対して行った術中脊髄モニタリングの臨床経験から,その有用性および問題点についても述べることとしたい.

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