Japanese
English
今月の主題 ショック
総説
ショックの成因と病態—最近の考えかた
林 四郎
1
Shiro HAYASHI
1
1信州大学医学部第1外科
pp.659-667
発行日 1982年6月15日
Published Date 1982/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911567
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、659ページから667ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
"ショック"に関する歴史と概念
今日ではショックという医学用語が一般にもなじみ深いものとなり,「あんなことを言われてショックを受けた」,「あのニュースはショックだった」などと使われることが少なくないが,本来の意味を持ったショックという用語,「損傷に基づいて生体に出現する特異な反応」をショックという用語で表現するようになったのは今から200年以上も前のことで,英国のH.F.Le Dranがその人であるらしい.その後いろいろな変遷を経ている間に,ショックの定義やそれに対する考えかたも変わってきた.
ショックの研究の歴史上,第一次・第二次世界大戦,朝鮮戦争,ベトナム戦争によってショックの病態,治療などに関して長足な進歩がもたらされたと言えるが,その中でも二次大戦前後にすばらしい研究の発展が認められた.例えば,1940年にBlalockによって示されたショックの概念「血管床と循環血液量との平衡関係の失調により惹起された末梢循環不全」,1942年のWiggersらによる「数多くの生体機能低下の結果,惹起された症候群で,この生体機能低下は有効な血液循環の悪化によって発現し,やがて非可逆的な循環障害へと進展していく運命をもつ」という定義などは今日でも十分に通用する内容を持った,りっぱなものである.

Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

