Japanese
English
研究
ヘモグロビン測定試薬(Van Kampen液)における二,三の考察
富田 眞市
1
,
藤原 充
1
,
峰村 義隆
1
,
吉井 新
2
,
松本 嘉夫
2
1北里研究所
2北里大学衛生学部
pp.635-639
発行日 1976年6月15日
Published Date 1976/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909399
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緒言
シアンメトヘモグロビン(HiCN)法はヘモグロビン(Hb)の正確な測定法として現在広く用いられ,VanKampenら1)の方法に準じた試薬が市販されている.これは(図1)フェリシアン化カリウム〔K3Fe(CN)6〕とシアン化カリウム(KCN)とを含むVan Kampen試薬に血液を加えることにより,スルフォヘモグロビン(SHb)以外のすべてのHbはK3Fe(CN)6によってメトヘモグロビン(Hi)に酸化され,更にKCNによって変えられたHiCNを比色定量する方法で,操作が簡単で,安定かつ長時間保存の効く利点を有し,国際標準法2)に設定されている.
近年,種々の臨床検査法の自動化が進むにつれ,緊急検体や小数検体を迅速に処理するために多項目血液検査装置(Sequential Multiple Blood Analyzer)が開発され,この器機1台でHbを含め,アルカリホスファターゼ,ビリルビン,アルブミン,コレステロールなど十数項目の生化学検査がなされている.

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