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1ページの知識 生理
—正常波形や記録のなりたちと生理的基礎知識・1—ベクトル心電図
森 博愛
1
1九大・中央診療部
pp.274
発行日 1970年3月15日
Published Date 1970/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906731
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- Abstract 文献概要
1.ベクトル心電図とは
心起電力は大きさと方向を持っているので,ベクトルとして表わされるが,立体である心臓は,その電気変化も当然,立体的な変動を示す.立体的な心起電力ベクトルの左右(X軸),上下(Y軸),および前後(Z軸)方向の成分を取り出す誘導がVCGの誘導法で,これらのX,Y,Z誘導はVCGの構成スカラー心電図と呼ばれる.図1ではX誘導とY誘導をブラウン管を用いて合成するとVCG前面図が得られ,同様にY誘導とZ誘導で側面図,X誘導とZ誘導で水平面図が得られる.このように,X,YおよびZ誘導の誘導の誘導軸が,解剖的に直交するように電極を配置した誘導を正六面体誘導(cubesystem)と呼ぶが,最近では電気的意味での真の直交3軸成分を取り出すことができるように,抵抗網を用いて補正した誘導法が広く用いられるようになった.この種の誘導法は補正直交軸誘導,または単に直交軸誘導(orthogonal lead)と呼ばれ,Frank誘導はその代表的なものである.
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