Japanese
English
Topics 1998
ヘリコバクター感染症
藤岡 利生
1
1大分医科大学第2内科
pp.1476
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903917
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- Abstract 文献概要
Helicobacter pylori感染症はヒトにおける最も頻度の高い慢性の細菌感染症の1つであり,その分布は全世界に広がり,胃癌を含めて1),すべての年齢層の胃・十二指腸疾患と関連があると考えられている.特に本菌の除菌治療により消化性潰瘍の再発が著しく抑制され2),最近では消化性潰瘍の最も基本的な治療法と考えられるようになってきた.H. pyloriはヒトの胃粘膜に感染する微好気性でラセン状のグラム陰性桿菌であり,極めて強いウレアーゼ活性を示す.本菌は酸度が中性になっている胃粘液の下層に侵入し,粘膜上皮細胞や細胞間隙あるいは粘液内に生息してさまざまな病原因子の働きにより胃粘膜を傷害する.
本菌の感染に特徴的な臨床症状はみられず,本菌の感染が引き起こすと考えられている疾患と関連した症状であり,本菌感染のみに特徴的な臨床症状はない.
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