Japanese
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特集 遺伝と臨床検査
III 染色体異常の診断
2.末梢血の各種染色体分染法
3)Q分染法
田沢 正
1
,
五十嵐 寛
1
,
岩井 聡
1
,
丸山 昭治
1
Tadashi TAZAWA
1
,
Hiroshi IKARASHI
1
,
Satoshi IWAI
1
,
Syoji MARUYAMA
1
1(株)ビー・エム・エル総合研究所細胞生物学部
pp.137-142
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901295
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- 1ページ目 Look Inside
●はじめに
Q分染法は,Casperssonら1)により各種分染法の中で最初に発見された染色法である.蛍光色素キナクリンマスタード(QM)で処理することにより染色体を横縞の縞模様に染め出して蛍光顕微鏡で観察するもので,Q分染法2~5)(色素の頭文字の略)と呼ばれる.明るい蛍光を発しているバンドは,染色体DNAのATrich部位で,暗いバンドは逆にGC rich部位である.Q分染法は熱や薬剤処理などの前処理を必要としないので,染色体の形態が比較的よく保持され,簡便で最も安定した方法である.図1にQM染色法による分染像を示す.
近年,上記分染法のみならず2種以上の色素で染色することでよりコントラストの高い鮮明な分染像が得られる二重染色法2,6~8,11)(counter staining technique)も実用化されている.

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