Japanese
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特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド
総論
1 代謝と生理
4)酸・塩基平衡
石田 尚志
1
,
小澤 定延
1
,
若山 孝
1
,
福村 正
1
,
外山 勝英
1
Masashi ISHIDA
1
,
Sadanobu OZAWA
1
,
Takashi WAKAYAMA
1
,
Tadashi FUKUMURA
1
,
Masahide TOYAMA
1
1聖マリアンナ医科大学第一内科
キーワード:
pH
,
代謝性アシドーシス
,
代謝性アルカローシス
,
呼吸性アシドーシス
,
呼吸性アルカローシス
Keyword:
pH
,
代謝性アシドーシス
,
代謝性アルカローシス
,
呼吸性アシドーシス
,
呼吸性アルカローシス
pp.1293-1301
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900316
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基礎理論
1.酸・塩基平衡異常とは
体液のpH(水素イオン濃度の表現法の一つ)は常に一定の狭い範囲に保たれている.これは生体が示す恒常性(homeostasis)の一つであり,生体のpHはナトリウムイオン(Na+),カリウムイオン(K+),塩素(クロール)イオン(Cl-)などほかの電解質と同じように,細胞外液,特に血液による動的な調節維持機構によって保持されている.
生体のpHを考える場合,本来は細胞内液のpHと細胞外液のpHとに分けなければならないが,臨床医学では観察の対象が血液のpHに限られているので,特に断わりがない場合にpHは血液のpH,しかも動脈血のpHを指していることになる.動脈血が選ばれるのは,静脈血では特定部位の組織の代謝やガス交換を反映しているし,肺におけるガス交換の状態を把握しにくいからである.

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