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特集 動脈硬化-その成り立ちと臨床検査
3章 より繊細な診療を求めて―これからの冠疾患危険因子
1. レムナントとsmall dense LDL
平野 勉
1
Tsutomu HIRANO
1
1昭和大学医学部第一内科
キーワード:
レムナント
,
small dense LDL
,
トリグリセリド
,
インスリン抵抗性
Keyword:
レムナント
,
small dense LDL
,
トリグリセリド
,
インスリン抵抗性
pp.1257-1262
発行日 2004年10月30日
Published Date 2004/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100590
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- 1ページ目 Look Inside
はじめに
低比重リポ蛋白(LDL)コレステロールが動脈硬化,とりわけ冠動脈疾患(CHD)の最も重要なリスクファクターであることは大規模な疫学調査や薬剤の介入試験によって明らかとなっているが,最近レムナントとsmall dense LDL(sdLDL)が新しいCHDのリスクファクターとして注目されている.レムナントやsdLDL TG(トリグリセリド)の増加を規定する最も強い因子は血清TG濃度である.コレステロールとは異なりTGは食事の影響を強く受ける.食後の増加が著しい場合は食後高脂血症といわれ,CHDの危険因子とされる.食後高脂血症にもレムナントの増加,LDLの小型化が深く関与する.TG代謝はインスリンの影響を受けるが,レムナントの増加,LDLの小型化も同様である.インスリン抵抗性を示す肥満や2型糖尿病ではレムナントやsdLDLが増加する.本論文ではレムナントとsdLDLの代謝,測定法,測定意義につき概説する.

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