Japanese
English
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放射線科と専屬ベツド
守屋 博
1
1病院管理研修所
pp.495-497
発行日 1957年8月1日
Published Date 1957/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201253
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
レントゲン教授によつてX線と呼ぶ放射線が発見されたのは,今から60数年前である。X線が医学に応用されたのは,発見後間もなくであるが藤浪教授その他がX線の専門家として日本の医学にこれを移入したのは大正の始めである。本当に大学に専門講座が普及したのは,極く最近の事である。大学以外の一般病院でX線専門医を有するのは数える位いしかない。
X線の医学への応用は,二つに大きく分けられる。一つは写真撮影として診断に用いられ,他は細胞に照射する事による治療である。この様な新しい発見による新武器は他の場合と同様,各科の主治医によつて,別々に所有され利用されたのである。事実肺の写真は結核医によつて,関節の写真は整形外科医によつて,最も深く研究された。微細な影の意味は,それぞれの臨床経験の深い専門医によつてのみ,その意味がつけられるからである。治療の面においてもまずその主導権は各科臨床医によつて開かれるのが普通である。殊に婦人科においてはこの傾向が強く,放射線科以上の設備を有し研究の全勢力を,放射線に集中すると云う教授もあらわれた。これはむしろ放射線を利用する婦人科医ではなくて,婦人科を対象とした放射線医と云うべきであろう。

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