リハビリテーション看護を考える・7
ベツドについて
上田 敏
1
1東大病院リハビリテーション部
pp.882-884
発行日 1972年7月1日
Published Date 1972/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916381
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前回は早期離床の重要性とその理由を考えてみた.そこで強調したのはリハビリテーション看護の実際的な目標の第一は‘患者を寝たきりにさせておかない’ということ,言いかえれば坐位の耐久性(sitting tolerance)をできる限りはやく獲得させ,強めるということであった.
ところで,そうはいっても,患者である限り,誰しもがただちに1時間以上,あるいは30分以上の坐位耐久性を獲得できるわけではない.やはりはじめの時期は1日のすべてを,あるいはその大部分をベッドに寝てすごさなければならないのである.そこでまずベッドのことを考えてみたい.
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