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短期連載 医療過誤における民事・行政・刑事責任・1
医療過誤における刑事責任の問題
秋元 秀俊
1
1東京大学医療政策人材養成講座 医療過誤の法的責任研究班
pp.588-592
発行日 2007年7月1日
Published Date 2007/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100978
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医療事故の法的責任において,刑事処分が突出する事態が進展している.そこで弁護士,臨床医,病院内の医療安全推進の職にある者,医療事故被害者の支援者およびジャーナリストなど多様な立場にある者が集まり,判決書を資料として過去の刑事医療過誤判決を吟味した.
事件の当事者から見れば,医療事故の現場を見ずに裁判を論じることにどれだけの意味があるかと思われようが,刑事責任は陳述され記述された犯罪の法的構成要件をもって論じられるものであり,それ以外の事実は顧慮されない.また,判決理由書は公開を義務づけられておらず,法学者によって法の運用・解釈の範とする目的で判例研究がなされることはあっても,多様な立場の者によって判決のロジックを吟味する機会はなかった.そこで,多様な視点から医療刑事裁判を吟味する価値は高いと考える.

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