Japanese
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特集 悪性腫瘍
耳鼻科領域におけるウイルス発がん—EBウイルスをめぐつて
大里 外誉郎
1
,
伊藤 洋平
2
1北海道大学医学部癌研究施設ウイルス部門
2京都大学医学部微生物学教室
pp.667-673
発行日 1975年10月20日
Published Date 1975/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492208251
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- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
人がんウイルスの研究が単なる机上の空論ではなく,今日の進歩した実験手技を基盤として展開されるようになつたのが1950年代の後半であるから,そろそろ20年近くになる。その中で,EBウイルスと呼ばれるウィルスと上咽頭がんをめぐる話題はもつとも重要なものの1つと思う。以下に,まず現代人がんウイルス論のよつてきたる背景を概観し,ついでEBウイルスと人類社会との密接なかかわり合いにふれ,こうしたウイルスの発がん性を強く示唆する成績に基づいて,上咽頭がんを中心にこのウイルスの臨床面を述べてみたい。

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