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読者からの手紙
さしがねを用いた円蓋部病変のlocalization法
清水 曉
1
1横浜市立脳血管医療センター脳神経外科
pp.828-829
発行日 2008年9月10日
Published Date 2008/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436100806
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
円蓋部病変の頭皮上での術前localizationは,病変がランドマークである頭蓋底や正中から離れるほど困難になる1).ナビゲーション装置はこの問題を解決するが,緊急度やコストパフォーマンスのため適応とならない例が大部分である.そこで今回,円蓋部病変の簡易なlocalization法として,さしがね(直交する2辺の定規からなる大工用品)を用いた方法を紹介する.
限局した慢性硬膜下血腫例(Fig. 1)で使用法を示す.Orbito-meatal(OM)lineを基準に撮像したCTで,目標スライスのOM lineからの高位・そのスライスでの前額縁から病変中心部までの距離を計測する(Fig. 1A).次に患者の頭皮にOM lineをマーキングし,この線と矢状線に平行になるようさしがねの1辺を病変の高位に置く.もう1辺は前額に接するように置く(Fig. 2).ここで上記のCT上の前額縁から病変までの距離を頭皮にプロットする.目盛りは前額に接する辺を起点に読む(さしがねにはメートル目盛ではなく尺目盛のものがあるので注意する).通常の定規では計測の起点となる前額に目盛りの起点を正確に合わせることが困難だが,さしがねでは直交するもう1辺によりこれが容易にできる.本例では予定部位に穿頭でき上肢の単麻痺は改善した.
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