報告記
AANS(American Association of Neurological Surgeons)’08 in Chicago参加旅行記
後藤 哲哉
1
1信州大学医学部脳神経外科
pp.826-827
発行日 2008年9月10日
Published Date 2008/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436100805
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
信州大学脳神経外科では,大学にいるなら年1回は国際学会に参加することが不文律となっている.秋のCNS(Congress of Neurological Surgeons)はこれまで3回出席したが,春のAANSには参加できずにいたため,演題1)を提出してみたらoral presentationに採用された.本郷教授にそのことを話したら,まず「誰にrecommendationしてもらった?」で,次は「何かの間違いじゃないか?」といわれた.最初は素直に採用を喜んでいたが,「oralの採用は数が少なくアメリカ人でもなかなか発表できないどころか,ここ数年日本人はひと桁である.あの派手なステージで発表が終わるとstanding ovationだぞ」と皆におどかされ,腰が引けてきた.英語嫌いで海外留学はもちろんJNEF(Japan Neurosurgery English Forum)に参加することも逃げてきた身にとっては,荷が重すぎるようだ.「何かの間違いではないかとBossにいわれた」とメールしてみたが,「査読はしっかりやっているので間違いはない」と返事が来た.腹をくくって開催を待つことにした.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.