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増刊号 こんなときの対応法がわかる 耳鼻咽喉科手術ガイド
Ⅰ.耳の手術
先天性耳瘻孔に対する手術
古田 厚子
1
,
小林 一女
1
1昭和大学医学部耳鼻咽喉科学講座
pp.10-13
発行日 2015年4月30日
Published Date 2015/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200572
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はじめに
胎生期に第1鰓弓後縁と第2鰓弓前縁に3つずつ,計6個の耳介結節ができ,これらが融合して耳介ができる。先天性耳瘻孔はこれら耳介結節の癒合不全により耳介周囲に生じる先天性の瘻孔1)であり,その発生頻度は日本では1%弱から10%とされる。患者自身その存在に気づいていないことも多く,感染により腫脹,疼痛を認めて初めて気づくこともしばしばである。日常診療では比較的遭遇することの多い疾患である。一般に耳瘻孔摘出術は感染を繰り返す場合に行われ,小児症例が多いが,本稿では成人症例を呈示し,その手術の要点を述べる。

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