Japanese
English
薬の臨床
ウイントマイロンによる尿路感染症の治療成績
Therapeutic effects of "Wintomylon" in urinary tract infection
八神 喜昭
1
,
伊藤 裕正
1
,
外山 圭一
1
,
水野 絹枝
1
Yoshiaki Yagami
1
1名古屋市立大学医学部産婦人科教室
pp.161-165
発行日 1966年2月10日
Published Date 1966/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203433
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
産婦人科領域における尿路感染症も,サルファ剤ならびに抗生物質の登場により,容易に治療せしめうるかのごとくみえたが,起炎菌のうちにはこれらの薬剤に対し耐性を獲得するものを生じ,再び難治のものをみるに至つた。したがつて本問題を解消するためには,これら起炎菌に対し特異的に作用するばかりでなく,耐性化の少ない薬剤の出現が望まれるしだいである。
今回第一製薬より提供されたNalidixic acid(ウイントマイロン)はグラム陰性菌に対し卓効があるばかりでなく,他薬剤に耐性を獲得したグラム陰性菌に対しても著効をみると報告されている。よつてわれわれは本剤による産婦人科領域における尿路感染症の治療実験を行ないその治療経過を詳細に観察するとともに,起炎菌の培養同定,薬剤に対する感受性ならびに治療中における菌数の消長をも併せ検索し,予期のごとき好結果をえたので報告する。

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