ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 流産
Topics
流産の治療法
八神 喜昭
1
,
青木 耕治
1
Yoshiaki Yagami
1
,
Koji Aoki
1
1名古屋市立大学医学部産科婦人科学教室
pp.112-114
発行日 1985年2月10日
Published Date 1985/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207127
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流産の原因は,表のように多種にわたる。表以外にも,受精卵の着床早期時期における母体の物理的な環境変化も流産の原因のひとつとして考えられる。
1回の早期流産について,その原因別頻度をみた場合,約半数が胎児の染色体異常,特に胎児の偶然的な染色体分裂異常によるものらしい。この場合には当然どんな治療法も成立しない。
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