Japanese
English
臨床研究
妊娠中毒症の成因に関する研究—特に人胎盤組織抽出可溶性蛋自質分劃による研究
Studies on the toxemias of pregnancy especially on the soluble protein fraction of human placental extract
河合 義郎
1,2
Yoshiro Kawai
1,2
1名古屋大学医学部附属病院分院産婦人科
2名古屋大学医学部第二病理学教室
pp.527-550
発行日 1958年7月10日
Published Date 1958/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409201783
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第1章 緒言
妊娠中毒症の成因に関しては,従来より幾多の研究業績があるにもかゝわらず,未だその本態は解明の域に達していない現況にある。しかしながら之れ等諸業績中胎盤にこれを求めようとするものは,本症が必ず妊娠に随伴して起る症候群であり,妊娠の中絶乃至分娩により速かに治癒すること及び胎児の消失した胞状鬼胎にも本症が好発する事実より,最も有力なものとなり,更に近時「アレルギー」学の進展は一層其の感を深くするに至つた。而して之れ等に関する研究中本邦に於ける真柄,加来両教授の画期的な研究は胎盤「アレルギー」学説に一大進展をもたらしたものである。

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