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今月の臨床 子宮頸癌─予防と妊孕性温存のための治療戦略
予防戦略
4.HPVワクチンの医療経済学
福田 敬
1
1東京大学大学院医学系研究科臨床疫学・経済学
pp.1221-1224
発行日 2011年10月10日
Published Date 2011/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102803
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医療経済評価の必要性
医療の効率的な提供が求められるなか,諸外国では新規医療技術や医薬品の経済評価とそれに基づいた医療選択に注目が集まっている.イギリスでは,1999年にNICE(National Institute for Health and Clinical Excellence)が設立され,新規技術や医薬品の経済評価を行ったうえで,税金で賄う医療保障制度であるNHS(national health service)において給付すべきかどうかの勧告を行っている.同様のアプローチはオーストラリアやカナダなどでも行われており,最近では韓国や台湾,タイといったアジアの国々でも用いられるようになってきた.いずれの国でも公的な医療保障制度のもとでどのような医療を提供していくかが課題である.日本でも中医協においてNICEのような役割を検討すべきではないかという意見が出ており,今後,保険診療については検討されていく可能性が高い.

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