Japanese
English
特集 外傷の総合画像診断と初療
骨盤外傷
Image diagnosis and first aid of the pelvic injury
田伏 久之
1
Hisayuki TABUSE
1
1大阪府立千里救命救急センター
pp.1125-1132
発行日 1984年8月20日
Published Date 1984/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208781
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はじめに
骨盤外傷にはしばしば大量の出血をともない,時には致死的となることがよく知られている1).骨盤外傷にともなう大量出血は,骨盤骨折に引き続く後腹膜腔への出血にもとづくものであり,この後腹膜大量出血のコントロールが骨盤外傷の治療における大きな問題であつた.またこの失血という問題に加え,骨盤腔内臓器の損傷も骨盤外傷の際にしばしば認められ,骨盤外傷の治療をさらに困難なものとしている.
一方,最近の種々の画像診断における進歩は著しく,以前には確認し得なかつた損傷が明らかにされるようになり,骨盤外傷の治療についても同様の進歩がみられるようになつた.ここでは骨盤外傷における画像診断,とくにX線診断を中心として述べる.

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