Japanese
English
特集 外傷の画像診断
頭部外傷
Image diagnosis of head injury
有賀 徹
1
,
大塚 敏文
2
Tohru ARUGA
1
,
Toshibumi OHTSUKA
2
1東京大学医学部附属病院救急部
2日本医科大学救命救急センター
pp.905-916
発行日 1981年6月20日
Published Date 1981/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207724
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
自動車事故や労働災害は,学童期から壮年期において非常に高い死亡原因となつている7).また,それらに占める頭部外傷の重要性は論をまたない.従つて,二次,三次救急といつた搬送体制もさることながら,臨床医すべてに(頭部)外傷に対するfirst aidと,患者の選別能力が強く要求される.
頭部外傷患者では,特に交通事故や転落事故の場合には,その約3割が他の部位にも重大な合併損傷を有しており9),また誤飲性肺炎や神経原性肺浮腫といつた肺合併症が,受傷直後から発症している場合もある9)ことから,first aidとして,まずそれらに対する十分な配慮が必要である.そして,意識レベルや神経学的なlocal signやla—teralityの把握を含めた理学的諸検査とそれらの時間的推移〜現病歴の聴取を行ない,頭・胸部の単純撮影のみでよいか,更にコンピューター断層撮影(Computerized tomographic scan以下CTscan)をも行なうべきか否かを決定する.

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