Japanese
English
短報
Clenched fist syndrome(にぎりこぶし症候群)を呈した接枝分裂病の1例
A Case of Graftschizophrenia with Clenched Fist Syndrome
藤井 英雄
1
,
水谷 弘
1
,
冨永 秀文
1
,
松本 啓
1
,
松下 兼介
2
Hideo Fujii
1
,
Hiroshi Mizutani
1
,
Hidefumi Tominaga
1
,
Kei Matsumoto
1
,
Kensuke Matsushita
2
1鹿児島大学神経精神医学教室
2福山病院
1Department of Neuropsychiatry, Kagoshima University School of Medicine
2Fukuyama Hospital
pp.949-951
発行日 1986年8月15日
Published Date 1986/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405204200
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
clenched fist syndrome(にぎりこぶし症候群)はSimmonsら4)によって初めて報告されたもので,片手または両手を固くにぎりしめた状態を示すものであり,心因反応やヒステリーの転換症状といわれている。しかし文献例は少なく,本邦においては3例しか報告されていない。また内因性精神病における合併はさらに稀である。著者らは接枝分裂病において,幻聴,被害妄想,拒絶症とともに,一過性に,にぎりこぶし症候群を呈した症例を経験したので,若干の検討を加えて報告する。

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