Japanese
English
研究と報告
薬物乱用者多発の1家族例について
A Study of One Family with Many Occurrence of Drug Abuser
竹内 知夫
1
Tomoo Takeuchi
1
1横浜市立大学医学部神経科学教室
1Dept. of Neurology & Psychiatry, Yokohama City Univ. School of Med.
pp.1055-1062
発行日 1975年10月15日
Published Date 1975/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202383
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- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
薬物依序が発現する背景は非常に複雑で,従来から,個人の性格,薬物そのものの特性,環境因子,心理学的要因などが問題にされて,それぞれについて考察されてきた1〜17)。従来論じられてきたものは,一般的な社会精神医学的見地から取り組んだものが多く,とくに家族に焦点をあてたものは少ない。われわれは,5人兄弟中4人に何らかの形の薬物依存または乱用を認めた1家族例を経験したので,「家族」に焦点をあてて,各症例の発病要因を分析し検討するとともに,家族全体としての病理性に若干の考察を加えたい。

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