Japanese
English
研究と報告
臨床的評価による知的老化の研究
Clinical Observations on the Decline of Intellectual Functioning with Aging
柄沢 昭秀
1
,
川島 寛司
1
,
長谷川 和夫
2
Akihide Karasawa
1
,
Kanji Kawashima
1
,
Kazuo Hasegawa
2
1東京都老人総合研究所精神医学研究室
2聖マリアンナ医大神経精神科
1Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology, Section of Psychiatry
2Dept. of Neuropsychiatry, St. Marianna Univ. School of Medicine
pp.373-383
発行日 1975年4月15日
Published Date 1975/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202303
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.はじめに
加齢に伴う知能の変化については,かなり古くから関心が持たれ,これまでにいくつかの貴重な研究が行われている。ただ高齢になればなるほど,時間のかかる複雑な知能テストの実施が困難であることや,老人の知能点について標準化がまだきわめて不十分であることから,70歳,80歳あるいはそれ以上の高齢者の知能に関して,あまり具体的には把握されていない。われわれは,昭和47年度の東京都老人総合研究所のプロジェクト研究——日本におけるCentenarianの研究——に参加して,100歳以上の超高齢者約120名に面接調査を行ったが,このさいに一定の基準で彼らの知能の臨床的評価を行うことができた。そこでこれらの結果を,老人ホーム在住の老人および痴呆老人を対象として同一の基準で行われた知能評価の結果と比較検討したところ,知能の老化に関する二,三の興味ある知見が得られたので,ここに報告する。

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