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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
血液検査
凝固/線溶系検査
FDP/Dダイマー
緇莊 和子
1
,
福武 勝幸
1
1東京医科大学臨床病理
pp.322-323
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909846
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- Abstract 文献概要
検査の目的・意義
血中に存在するフィブリノゲンや,凝固系の活性化で生じたフィブリンは,線溶系の活性化で生じたプラスミンにより分解され,FDP(fibrin/fibrinogen degradation products,フィブリン/フィブリノゲン分解産物)を生じる.フィブリノゲンの分解では,図1に示すように中間産物であるX,Y分画を経て,最終的には2分子のD分画(Dモノマー)と1分子のE分画が生成されるが,それぞれの分画には分解程度が異なる亜分画が存在する.一方,活性型XIII因子の作用でクロスリンクを受けた安定化フィブリンの分解では,Dダイマー分画(Ddimer)とE分画とが非共有結合的に会合したDD/E複合体(DD/E complex)を基本単位として,DD/EのほかYD/DY,YY/DXDなどのさまざまな高分子複合体が生じる1).
血清FDPの測定は,血中での線溶亢進状態を検出する目的で行われる.また血漿(血清)Dダイマーは安定化フィブリンの分解でのみ生じることから,血栓溶解状態,すなわち二次線溶の検出を目的として行われる.
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