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Drug Information 副作用情報・10
薬剤性徐脈による重篤な反応
浜 六郎
1
1阪南中央病院内科
pp.161-164
発行日 1997年1月10日
Published Date 1997/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904352
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
ショックあるいは意識消失の際に考慮しなければならない病態のひとつは,徐脈によるAdams-Stokes症候群である.このような病態は,薬剤の関与なしでも生じうるが,それが薬剤により誘発されることもまた少なくない.特に,高血圧や狭心症など冠不全を生じやすい疾患に使用されることの多いカルシウム拮抗剤やβブロッカー,抗不整脈剤などが徐脈をきたしやすいので,とりわけその注意が必要だといえる.このほか,ジギタリス製剤,αブロッカーやH2ブロッカー,抗うつ剤,硝酸剤,神経因性膀胱治療のためのコリン作動薬などでも,AV(房室)ブロックや徐脈から失神発作を生じることがある.
洞停止,SA(洞房)ブロック,AVブロックなどがあり,その下位の自動能が停止しておれば,徐脈性のAdams-Stokes症候群の原因となる.一方,洞停止やSAブロック,AVブロックなどがあっても,その下位の自動能が健常なら単に徐脈を生じるだけである.ただし,運動時に必要な心拍数が得られにくいことが多く,その状態が持続すればうっ血性心不全の原因となりうる.症状としては,息切れや狭心症,浮腫,起座呼吸などである.

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