Japanese
English
今月の主題 First-line検査
異常症状からみたFirst-line検査
黄疸
山内 眞義
1
,
戸田 剛太郎
1
1東京慈恵会医科大学第1内科
pp.742-744
発行日 1994年4月10日
Published Date 1994/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902688
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ポイント
●血中あるいは組織にビリルビンが増加し,皮膚,粘膜などが黄染した状態を黄疸という.柑橘類の取り過ぎで黄染した場合は,黄疸ではなく高カロチン血症である.
●血清総ビリルビンの正常値は1.0mg/dl以下であるが,2〜3mg/dl以上になると肉眼的にも明らかな黄疸として認められる(顕性黄疸).
●血中のヘモグロビンの異化により生じた間接ビリルビンは,肝細胞に取り込まれて,肝の小胞体でグルクロン酸抱合されて直接ビリルビンとなり,胆汁を介して腸管に排泄される.この代謝過程および移送過程に異常が生じると黄疸を呈する.
●増加するビリルビンが直接か間接かで,黄疸の鑑別が大別される.直接ビリルビンの上昇は,肝細胞性黄疸,胆汁うっ滞性黄疸,一部の体質性黄疸,間接ビリルビンの上昇は溶血性黄疸と一部の体質性黄疸である.

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