Japanese
English
今月の主題 アレルギー疾患診療の実際
治療の実際
PIE症候群
工藤 宏一郎
1
1国立病院医療センター・呼吸器科
pp.342-344
発行日 1991年2月10日
Published Date 1991/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900736
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●概念
Pulmonary infiltration with eosinophilia(PIE)は1952年Croftonらが提唱した概念である.文字通りにいえば末梢好酸球増多を伴った胸部X線上異常陰影を呈する疾患群を指す.しかし,この概念に含まれる疾患の多様性や原因・分類のあいまいさのため諸家によって種々の分類がなされている.原著者らはこれらの理由で,自らの分類に修正を加え,再度提唱し直してもいる(表1).現在では末梢血の好酸球増多にとらわれず,肺組織での好酸球増多を示すものを総括し,別名eosinophilic lung disease(好酸球性肺疾患),pulmonary eosinophiliaとも呼ばれる.原因は真菌,寄生虫,薬剤のアレルギー反応の関与するものから,原因不明のものまである.原因重視型のFraserの分類も示しておく(表2).

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