Japanese
English
実践診療dos and don'ts
利尿剤の功罪/頭痛の診断
堅村 信介
1
1川崎医科大学・腎臓内科
pp.1334,1348
発行日 1989年8月10日
Published Date 1989/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222616
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- Abstract 文献概要
飲まず食わずの遭難者が救助されたが,昨晩から尿が数ccずつ程度しか出ていないという.血液を採取したが,検査結果が出るまで時間がかかる.脱水補正のため経静脈的に点滴を始めたが尿意はまだない.膀胱カテーテルを入れたが,2cc程度の尿を認めただけであった.血液検査の一部が判明し,BUN 38mg/dlと報告を受けた.
この場面で,利尿剤を使おうと考える人も結構いると思う.頭の中で,key wordが脱水から乏尿無尿に,無意識の内に置き変わっているとなおさらである.膀胱カテーテルのわずかな尿を調べることなく,もし利尿剤を投与したら,脱水状態をさらに悪化させるだけでなく,大切な"情報"を自ら放棄することになる.
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