Japanese
English
今月の主題 肝硬変と肝癌
肝硬変の代謝異常とその対策—肝癌との関連から
脂質
荒木 英爾
1
Eiji Araki
1
1国立がんセンター病院・臨床検査部生化学検査室
pp.1516-1518
発行日 1983年9月10日
Published Date 1983/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218422
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- 1ページ目 Look Inside
肝硬変に伴う脂質代謝の異常は,肝での脂質合成の低下,腸管からの脂質の吸収障害などをもととして進展し,そこに肝胆道系の閉塞,肝細胞癌(HCC)に前駆する可逆的な代謝異常などが加わって成立するものと考えられる.それらの異常は経過とともに血漿リポ蛋白の変化をひき起こし,血漿と動的平衡を保つ細胞膜を変化させて,次第に全身的な複雑な病変へと移行する(図1).本稿ではそれらの病変に伴う脂質代謝の異常と,肝の前悪性病変で見出されている脂質代謝について記述する.

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