今月の主題 肝硬変と肝癌
肝硬変の代謝異常とその対策—肝癌との関連から
糖蛋白質
田岡 賢雄
1
Yoshio Taoka
1
1産業医科大学・第3内科
pp.1510-1515
発行日 1983年9月10日
Published Date 1983/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218421
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糖蛋白質の基礎的事項
血清蛋白はアルブミンを除いては構造的にはすべて糖蛋白質glycoproteins(以下GP)であり,極端に簡略化したその基本的な構造は図1のようなものである.
この構造は血清型といわれる蛋白coreへの糖鎖の結合型式で,この型式をとるものには血清糖蛋白のほかにホルモン,酵素,細胞膜糖蛋白,赤血球膜糖蛋白などがある.
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