Japanese
English
今月の主題 癌治療の最前線
化学療法
多剤併用療法の実際
小川 一誠
1
1愛知県がんセンター第2内科
pp.1114-1116
発行日 1977年8月10日
Published Date 1977/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207311
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はじめに
現代の癌化学療法の主体をなすのは併用療法であり,小児急性リンパ性白血病,悪性リンパ腫においては"cure"が望める段階となり,非リンパ性白血病においても90%以上の寛解率が報告1,4)されている.これに対して,固形腫瘍では胃癌を例にとると30〜40%の症例で腫瘍の縮小と自・他覚的改善が報告2)されているが,完全に消失するもの,長期に生存する症例は非常に少ない現状であり,その成績は不満足なものである.本稿では,主として固形腫瘍の多剤併用療法の現況と,その成績をいかにして向上させるかに関して若干の私見を述べてみたい.

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