Japanese
English
--------------------
DESK・メモ—丹波の徳利
遠
pp.561
発行日 1964年10月15日
Published Date 1964/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202907
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、561ページから561ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
清水坂を下るうちに夕かげは濃くなってきた。清閑寺から辿って来た脚が心もち重い。古い雑器を売る店なども奥の方はくらくなって,わずかに道へせり出した板土間などにはさすがに残る夕日が微妙な縞目をうつしていた。丹波の徳利を寂びしい夕ぐれの店の隅にみつけたのは,草臥れた脚をほっと休めるしおでもあった。ステテコ姿の取的みたいな主人がくらい中から白い大きな顔をみせて,「へ,ゆっくり見ていとおくれやす」と灯をつけた。切って落したように外がくらくなった。
「名ばかり丹波」で仕様もない代物だが窯はぜが美しい景色をつくり,肩から口への立ちあがりがむしろ京焼あたりの優しみをただよわせている。一升ばかりのものか,水でも入れて重みをつけたいお手軽な徳利を,いくらか値切って買うことにきめた。
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

