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「推薦論文」の意図について
遠
pp.557
発行日 1964年10月15日
Published Date 1964/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202905
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前号に編集委員会推薦論文として小松寿子氏他の「僻地における教育環境の公衆衛生的実態」を掲載したところ,多くの反響があった。内容の秀れた点についてはともかく,「推薦」の意味を問われた方も多かったので,本誌の姿勢をはっきりさせておきたい。
8,9,10月号と御覧いただいて本誌一新の志向がどんなものかは御承知と思う。公衆衛生学の特殊研究に多くを割くか,テーマ特集に重きを置くか,いずれにせよ「論文」が多かったのを,各種固定欄方式に切りかえて立体的な編集雑誌とした。しかし,これは決して学・研究を疎外軽視したのでなく,より意義深く活動に豊かな示唆と方法を与える論文なら,積極的に「推薦」して大方の関心を集めたいのが本意なのである。
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