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連載 患者との時間 臨床の言葉・第1回【新連載】
ネガティブ・ケイパぶる
新城 拓也
1,2,3
1しんじょう医院
2神戸市立医療センター中央市民病院緩和ケア内科
3甲南大学
pp.340-344
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450310040340
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「時間稼ぎ、その場しのぎ、やり過ごし」
医師として働き、気づけば30年が過ぎた。日々の在宅医療の現場で自ら車のハンドルを握り家を回るかたわら、非常勤先の病院や大学で若い世代に技術を教えることも日常になった。薬の使い方、検査機器の操作。どれも大切だが、私が一番時間をかけて指導しているのは「言葉の使い方」である。患者や家族、あるいは他の医療者とどう言葉を交わし合うかによって、ケアや治療の効き目は全く変わってくる。最近も、若い医師が病室で患者と言葉を交わすのを、気配を消して死角からじっと見守っていた。

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