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増大号特集 手術に効く! 機能解剖×アプローチの極意
column
若手整形外科医に伝えたい「前方手術で一番得をする考え方」
平井 高志
1
1東京科学大学大学院医歯学総合研究科整形外科学分野
pp.439
発行日 2026年5月25日
Published Date 2026/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.055704330610050439
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- Abstract 文献概要
頚椎前方手術において,若手のうちにぜひ身につけてほしいのは,除圧手技そのものよりも,手術を行うべき術野を適切に展開する力である.手術が思うように進まない,あるいは不安定さを感じる場面の多くは,実は除圧操作ではなく,その前段階である展開に原因があることが少なくない.浅葉・中葉の剥離が不十分なままレトラクターをかけると,術野は狭くなり,操作は不安定となり,結果として手術時間の延長や合併症リスクの増大につながる可能性がある.
筆者自身,若手の頃は「早く椎間板に到達したい」という焦りから展開を急ぎ,かえって遠回りを余儀なくされた経験がある.しかし,展開を丁寧に行い,正中および外側の解剖学的構造を正確に理解できるようになると,同じ手技であっても安全性と再現性は驚くほど向上した.
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