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追悼
味岡洋一先生を偲んで
八木 一芳
1
1新潟県労働衛生医学協会
pp.1014-1015
発行日 2026年7月25日
Published Date 2026/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.053621800610071014
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- Abstract 文献概要
2025年12月27日,「胃と腸」誌の編集委員を務められ,大腸癌研究会会長,新潟大学名誉教授でいらっしゃる味岡洋一先生が逝去されました.先生は2022年より肺癌と向き合われながらも,最期まで研究と教育に尽力されていらっしゃいました.
味岡先生と僕は1978年に新潟大学医学部に一緒に入学し,1984年に一緒に卒業したまさに同級生でした.学生時代,彼は合唱部,僕はワンダーフォーゲル部,学生番号はアルファベット順だったので,彼はAjiokaの“A”で若い番号,僕はYagiの“Y”で後ろの番号で学生実習も同じ班になることは一度もありませんでした.彼との接点は卒業してからです.僕は卒業と同時に新潟市の新潟県立がんセンターで内科研修をスタートしましたが,早期胃癌の内視鏡診断,特に範囲診断ができず悩んでいました.渡辺英伸先生の病理学教室では夜遅くまで若い先生方が勉強しており,固定切除標本を用いて範囲診断,組織診断,深達度診断も勉強していると聞き,早速,病理学教室に行ってみました.味岡先生は僕を見つけると「固定標本での範囲診断の仕方を教えてあげるよ」と丁寧に教えてくれたのです.目からうろこでした.「なんという理路整然とした診断法なんだろう!」.それから仕事が早めに終わった夜は自転車に乗って大学の病理学教室に通うようになりました.彼はプレパラートで診断したものを固定標本の写真にマッピングする方法も教えてくれました.
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